ドローン運搬を建設現場で活用!山間部現場での資材運搬のメリット
ドローン運搬を建設現場で活用!ドローンによる法面等の資材運搬のメリットと安全対策を公開
山間部での建設現場における資材の運搬は、人手不足やコストの面で多くの課題となっています。一方で、近年のドローン技術進化により、ドローン運搬のソリューションが注目され始めました。
ドローン運搬には以下のようなメリットがあります。
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作業効率の向上と時間短縮
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危険箇所での作業リスク低減
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人手不足への対応
しかし一方で、ドローンの運用には飛行ルートの選定や法規制による対応、機体の安全管理、気象条件など様々な安全対策が求められます。
こうした点を踏まえた上で、ドローンを活用した建設資機材運搬のメリットやデメリット、運用に関する安全対策について具体的に解説していきます。
山間部での建設現場における運搬の課題とは?ドローンによる資材運搬のメリット
建設現場では重量物の運搬が多く発生し、作業員の負担が大きいという課題があります。例えば法面工事では、資材を運搬用モノレールで運ぶか人力で運かの2択になりますが、そこにはいくつかの課題があり、近年、ドローンによる資材運搬が注目されています。
建設現場における運搬の課題
建設現場では様々な資材が必要となりますが、その運搬作業にはいくつかの課題があります。
◆現場内の危険箇所での作業
法面や山間部インフラ点検など、急斜面での資機材運搬は危険性が高くあり、様々な安全対策が必要な為、作業効率が下がります。
◆人手不足への対応
建設業界の人手不足及び高齢化が深刻化する中、資材運搬の担い手確保が難しい状況になっております。
◆運搬経路の制約
現場内の狭隘な場所や急こう配、段差のある場所があり、運搬経路に制約があります。車両の使用が難しいケースも多々あります。
このような課題に対して、ドローンによる資材運搬が活用されつつあります。
ドローンによる資材運搬のメリット
◆作業効率の向上・時間短縮
ドローンによる資材運搬の大きなメリットは、作業効率の向上と時間短縮です。ドローンは空を飛んでピンポイントに物資を運搬できる為、危険な急峻な法面や高所でも効率的に運搬が可能。また、運搬用モノレールと比較しても例えば5tなら最速3日間で運搬作業を終わらせる事ができるのも大きな強みです。
◆危険箇所での作業リスク低減
ドローンによる資材運搬では、危険な箇所での運搬のリスクを大幅に低減できます。
例えば、急傾斜地での資材運搬では、人力による運搬は非常に危険を伴います。しかし、ドローンなら上空から任意の場所へピンポイントで資材を運搬できる為、作業員が危険な斜面を重く大きな荷物を抱えて移動する必要がありません。
また、落石や崩壊の危険がある法面での塗装作業などでも、ドローンを活用すれば作業員が危険箇所に何度も往復する必要がなくなり、安全性が大幅に向上します。
さらに、鉄塔の補修・点検作業においても、ドローンが資材や工具を運搬することで、作業員の危険作業を軽減できます。
このように、ドローン運搬を活用することで、従来は人力に頼らざるを得なかった危険箇所での作業を大幅に効率化し、リスクを低減することが可能となります。
◆人手不足への対応
建設業界では、熟練作業員の高齢化と若年入職者の減少により、人手不足が深刻な課題となっています。そこでドローンの活用が注目されており、人手をかけずに資材を運搬できるメリットがあります。
法面や高所での作業では、人力による資材の運搬は非常に危険を伴います。ドローンを活用することで、作業員の安全と作業負荷の軽減を確保しつつ、効率的な資材の運搬が可能になります。
ドローンの活用により、高齢化と人手不足を補うことができると期待されています。
ドローン運搬作業を行う上での安全対策
ドローンを運搬作業で活用する際の安全対策として、以下3点が重要です。
飛行ルートの選定
運搬ドローンは2mを超える大型機体である為、飛行ルートは安全運航の為に事前に慎重に確認しなければなりません。具体的には以下の点に留意が必要です。
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離着陸場所や飛行ルートの障害物や建造物の確認
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第3者への影響がないことの確認
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無線や操縦装置の電波の届く範囲と有視界飛行が可能な距離の把握
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風向きや気象情報に基づく飛行可否の判断
飛行ルートの選定については、事前に緯度経度やGoogle Mapsで現場の状況をある程度把握し、運搬する資機材の種類や重量などを確認の上で作業可否の判断し、最終的には現地調査を行い、作業計画書を作成し互いに安全であるルートと確認した上で行います。
操縦者及び作業チームの技量と訓練
ドローン運搬では大型ドローンを扱う為に、操縦者の技量や日頃の安全意識が重要になります。十分な訓練や安全対策を行い、以下の点を習熟しておく必要があります。
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ドローンの操作方法、飛行特性の把握
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現場状況に応じた飛行経路の設定
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緊急時の対処法(機体の回収、作業の中断など)
特に建設現場は障害物が多く、作業員が多く出入りしている危険な環境です。操縦ミスが重大事故につながるリスクがある為、定期的な訓練と技量の維持・向上が不可欠です。
一般的に、ドローン操縦の資格取得を義務付けている国内法規はありません。
しかし、一定の資格や訓練を受けた操縦者を優先して起用するのが賢明でしょう。
風雨等の気象条件への対応
ドローンの飛行には、強風や豪雨などの悪天候が大きな影響を及ぼします。一般的に、機体の限界を超える風速や雨天では、飛行を控えることが推奨されています。
◆悪天候時の対応例
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事前の気象情報を確認し、2日前に飛行可否を判断する
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作業予備日を設ける
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風が強い場合は、時間をずらす
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雷が聞こえた場合は、飛行を取りやめる
このように、気象条件によっては運航を中止したり、運用方法を変更したりする必要があります。安全運航には、天候の変化に柔軟に対応できる体制が不可欠です。
建設現場の新たな可能性を拓く!やまびこドローンのドローン運搬作業
ドローンによる資材運搬は、作業の効率化と安全性の向上に大きく貢献します。ドローン運搬により作業効率が向上し、時間短縮にもつながります。また危険な場所での作業リスクが低減される為、作業員の安全確保にも役立ちます。さらに人手不足の解消にも寄与できるやもしれません。
一方で、安全対策として以下の点が重要になります。
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飛行ルートの選定と作業計画書の作成
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操縦者の技量と訓練
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風雨等の気象条件への対応
また、関連法規の理解と許認可取得も欠かせません。
現状では積載重量や危険物の運搬については制約もありますが、ドローン機体の進化に伴い、今後さらに普及が進むものと期待されます。
やまびこドローンでは、林業で長年培ってきた経験と技術を活かし、ドローンによる運搬サービスを提供しています。
従来、資材運搬は人手や重機、運搬用モノレールで行われてきました。しかし山間部や斜面など、車両での運搬が困難な場所も多く、作業員の負担が大きかったり、安全面に課題があったりしました。
そこで、やまびこドローンではドローンによる物資運搬を提案します。ドローンは、人手や重機、運搬用モノレールでは難しい場所でも自由に飛行することができ、資材を安全かつ効率的に運搬することができます。
例えば、急斜面や谷底への資材運搬、木々に囲われた現場への運搬、足場や運搬用モノレールの設置前・撤去後の資材運搬など、これまで困難だった作業をドローンが代行することで、現場の負担を大幅に軽減することができます。
さらに、ドローンによる運搬は、作業道などを確保する為に伐採を行わない為に環境面に優しいというメリットがあります。近年、建設業界でも環境への配慮が求められており、厳しい環境基準を求められる建設現場の実現に貢献することができます。
やまびこドローンでは、国家資格を持ったオペレーターが計画から作業に当たっており、安全対策を徹底しています。
また、長年の林業経験を活かしたノウハウで、お客様のニーズに合わせた最適な運搬方法を提案することができます。
現場の効率化、安全性の向上、環境への配慮をお求めであれば、ぜひやまびこドローンのドローン運搬サービスをご検討ください。
運搬ドローンは、山間部での建設現場の新たな可能性を拓く鍵となるでしょう。
ぜひお問い合わせいただき、詳細をお聞かせください。
ドローンを運搬に導入するメリットをご紹介!
法面工事でドローンでの資材の運搬をご検討中ならやまびこドローン
会社名:株式会社やまびこドローン
代表取締役:榊原康久
設立:2022年12月(事業開始2022年5月)
資本金:700万円
所在地:〒431-3301 静岡県浜松市天竜区横川2645
電話/FAX:053-924-0014
(お電話がつながらない場合は、お問合せよりご連絡ください。)
URL:https://www.yamabiko-drone.com/