ロープアクセスによる清掃とドローンに高圧洗浄機を取り付けた清掃(ドローン高所洗浄)の違いをまとめてみました。
- yasuhisa sakakibara
- 5月29日
- 読了時間: 2分
更新日:6月14日

最近、各地でドローンによる外壁洗浄のサービスの兆しがあります。
競合相手としてロープアクセスによる清掃があげられると思いますが、その違いを表にしてみました。
重要なポイントについて3点を挙げます。
・重大事故のリスク
・コスト
・清掃精度
ポイントとして範囲が狭ければコスト的にロープアクセスによる清掃が有利です。
ただ広範囲(特に横に広い建物)になってくると、空を自由に動き回れるドローンに優位性が出てきます。
ロープアクセスによる清掃 | ドローンに高圧洗浄機を取り付けた清掃 | |
作業主体 | 作業員 | ドローン(遠隔操作) |
清掃精度 | 高い(手作業によるきめ細やかな清掃、薬液洗浄など) | 部分的に劣る(高圧洗浄のみ(薬剤利用可)、開閉窓は浸水のリスクアリ) |
安全性 | 作業員の事故リスクあり(厳格な安全基準は遵守) | 作業員の事故リスクは低い(人が高所に上がらない) |
コスト | 足場費用不要、工期短縮の可能性あり | 足場費用不要、工期短縮、大幅なコスト削減の可能性あり |
工期 | ドローンよりはかかるが、足場より短い | 短い(特に広範囲の洗浄) |
対応場所 | 狭い場所や複雑な形状、ゴンドラ不可の場所に対応可能 | 高所作業車が入れない場所、アクセス困難な場所に対応可能 |
天候影響 | 強風、大雨で作業不可 | 強風、雷で作業不可 |
法的規制 | 労働安全衛生規則の遵守(比較的緩やか) | 航空法の規制あり(許可・承認が必要な場合が多い) |
その他 | 清掃以外の幅広い高所作業にも対応可能 | 周辺への水の飛散に注意が必要 |
使い分けポイント
ロープアクセス: 窓ガラスの清掃、細部の汚れ除去、薬液洗浄が必要な場合、清掃と同時に点検や軽微な補修も行いたい場合、ドローンの飛行が難しい場所。
ドローン高圧洗浄: 広範囲の外壁洗浄、人の手が届きにくい非常に高い場所、コストと工期を最優先したい場合、安全性を重視したい場合。薬剤利用も可能。